sns広告 メリット デメリット

SNS広告

SNS広告について

まずSNS広告と一口に言っても、

  • Facebook広告
  • Twitter広告
  • TikTok広告

など、媒体ごとにさまざまな広告があります。

SNSによってメインとなるユーザー層も異なれば、広告のコンテンツの形、文章の文字数なども違うため、そのSNSに合った広告展開が求められます。

SNS広告費の近年の伸びは著しい

SNS広告の大きな特徴と言えるのが、

  • 広告を出すターゲットを設定できる
  • 広告費を自分で決められる

この2点です。

従来の雑誌などのリアル媒体の広告の場合、まず掲載料の相場が決まっており、広告を出すターゲット層も絞ることはできません。

そこをある程度こちらでコントロールできるのは大きな魅力であり、使い方によっては大きな成果につなげることができるポイントです。

電通の調査によると、2021年時点でインターネット広告費の全体が「2兆7,052 億円」、その中でソーシャル広告費は「7,640億円」となっています。

これは新聞広告費の「3,815億円」、雑誌広告費の「1,224億円」を大きく上回る数字です。

また2015年のインターネット広告費が1兆1,594億円であり、ここ6年ほどでインターネットの広告費は2倍以上と著しい伸びとなっています。

いかにSNS広告(ネット広告)の効果に気づき、活用している企業が増えてきているかをその数字から垣間見ることができます。

参考:dentsu「日本の広告費」

SNS広告のメリット

SNS広告には、具体的にどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

まず最初にメリットについてご紹介していきます

メリット

  • いきなりアクセスを集められる
  • バズる可能性がある
  • ターゲットを絞れる
  • 少額から広告を打てる

いきなりアクセスを集められる

普通にSNSを運用する場合、フォロワーを集めるのに時間がかなりかかります。

また定期的に有益な情報を発信していかないと注目されることも難しく、注目される前に更新が止まってしまうSNSアカウントが数多いです。

もしかしたらあなたもこれまでSNS運用にチャレンジしたけども、なかなか成果が出ず途中で更新を止めてしまったご経験があるかもしれません。

0から影響力をつけようとすると、とてつもないほどの労力と運も必要なのがSNSです。

ですがSNS広告を使うことで、その労力を無視してフォロワーを集めることができたり、サイトやランディングページへのアクセス流入、リスト収集などを行うことができます。

バズる可能性がある

広告自体を魅力的なものにすることで、バズる可能性もあります。

例えばTwitter広告の場合、広告の投稿をユーザーがリツイートすることができますが、戦略次第で上手に広告ツイートを作ればシェアしてもらえることが増え、予想以上の反応が返ってくる場合もあります。

ただサービスや商品を宣伝するだけでなく、ユーザーの虚をつくような、角度を変えた広告を作ることでバズらせることができるというのもSNS広告のメリットです。

ターゲットを絞れる

SNS広告の良いところはターゲットを絞れることにもあります。

後述しますが、SNSごとに主なユーザー層が異なり、あなたが狙うターゲットに合わせて広告を出稿するSNSを変えることで、成果を大きく上げることが可能です。

これが他の集客方法、例えばコンテンツ運用などでは明確にターゲットを絞ることができません。

検索するキーワードである程度ユーザーを絞れても、性別や年齢などまでは絞ることができず、SNS広告に比べると効率は悪くなります。

あなたが狙う年齢や性別、特徴のユーザーに対して広告を出せるというのは、SNS広告の最大のメリットと言っても過言ではありません。

少額から広告を打てる

通常の広告、例えば新聞や雑誌などのリアル媒体はあらかじめ掲載料が決まっており、その掲載料を支払わないと広告が打てません。

広告の効果がわからない状態で掲載料を払わなければならないので効率が悪く、リスクも高まります。

一方でSNS広告は使う広告費を自分で決めることができ、少額で小さくテストしながら広告を打つことが可能です。

「この広告ならさらに広告費を使えば結果が出るだろう」という広告が出来上がった時に大々的に打っていけば、大きな売上につながることが期待できます。

sns広告のデメリット

一方でSNS広告にはデメリットもあるので、そちらもご紹介していきます。

メリットとデメリットをしっかりと把握した上で、広告を出稿するかどうかを考えられることをおすすめします。

デメリット

  • 炎上する可能性
  • 広告費が無駄になる可能性

炎上する可能性

一部のSNSは拡散されやすいのが大きな魅力ですが、そこにはデメリットもあり、広告の内容によっては一気に炎上してしまうリスクもあります。

効果的な広告を打とうとすると、表現が過激なものになってしまうことがあります。

その中でSNSには、それこそ多種多様な価値観を持っている人たちがいます。

一部の人の反感を買ってしまい、広告を悪意のある形でシェアされてしまうとたちまち炎上のリスクが出てきます。

一度炎上してしまうとそれが収まるまで時間がかかったり、信用問題に関わってしまうこともあるため、なるべく不快な表現を無くすよう努める必要があります。

ただあまりにも当たり障りのない表現にしてしまうと、今度は誰の心にも刺さらない広告になってしまう可能性もあります。

炎上しない、かつユーザーに興味を持ってもらえる訴求をする必要があり、そこのバランスはSNS広告の最も難しいポイントと言えます。

広告費が無駄になる可能性

SNS広告は百発百中とはいかず、まったく効果の出ない広告になってしまうこともあります。

ただメリットのところでお話ししましたが、SNS広告は事前に広告費を任意に決めることができます。

いきなり大きな費用を使って広告を大々的に出すのではなく、どういう広告は効果が出にくいのか、逆に効果が出やすいか、ということを小さくABテストをしながら探っていきます。

そして、「この広告ならコンバージョンにつながるだろう」というものが見つかったらお金をかけていく、といった戦略も重要になってきます。

それらのメリットとデメリットをしっかりと踏まえた上で広告を打っていく、ということが大切ですね。

主要SNS4つの特徴

ここからは主要な4つのSNSの特徴についてご紹介していきます。

それぞれの特徴を把握しておくことで最大限効果を発揮できるSNS選びができますので、ぜひ自社のサービスに適した媒体を選ぶためにご参考ください。

Facebook

Facebookは実名登録が基本のSNSで、世界で最もアクティブユーザーの多くなっています。

日本では2019年時点で2600万人のアクティブユーザーがいます。

年齢層は30代40代のいわゆる働き盛りの年齢の人が多く、子育て層やビジネスマン向けの広告を出稿すると効果が出やすいと言えます。

参考:令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査
参考:https://japan.cnet.com/article/35139021/

Twitter

Twitterは一つのツイートを140文字以内で収めなければならないのが特徴的で、長文でしっかりと広告を出したい場合には不向きなSNSです。

一方で拡散性に優れた媒体で、うまく興味を引き出せるような広告を打つことができれば、多くのユーザーに訴求することも可能になります。

ただ拡散されやすいということは炎上しやすいリスクも孕んでおり、炎上しないような表現にしつつ、かつ興味を惹く内容を考えなければならず、広告を打つ媒体としては難易度は高いと言えます。

ユーザー層は20代が最も多く、ついで30代、10代となっており、若年層にリーチがしやすいSNSです。

Instagram

Instagram(インスタグラム)は写真や動画を投稿するのがメインなため、写真や動画を用いた広告を出すことに向いているSNSです。

ユーザー層は女性の利用率が49.4%、男性が35.3%と女性の比率が高く、年齢層も10代が最も多く、ついで20代が多いなど若年層によく利用されています。

ファッションや美容関係など、若年層の女性に向けた広告を出すのに向いているSNSと言えます。

それらは写真とも相性が良いですからね。

LINE

LINEは老若男女問わず幅広い層に使われているSNSです。

LINEにはインフィード広告やディスプレイ広告など通常の広告を出稿できる機能もありますが、やはり最も活用しやすいのは「LINE公式アカウント」になってくると思います。

LINE公式アカウントはメルマガと同じようなプッシュ型の媒体で、リストに対していつでもセールスをかけることが可能です。

お知らせやお得情報なども随時送ることができ、顧客と直接コミュニケーションが取れる貴重な媒体なので、ぜひとも導入していきたいものになってきます。

SNS広告で成果を上げるには?

SNSで成果を上げるためには、まずターゲティングをしっかりと行うことが重要です。

自社の商品(サービス)の市場をしっかりと調査し、どの顧客層にマッチしているのか、どう表現すれば最大限魅力を理解してもらえるのか。

そのようなことを広告を出稿する前に今一度よく調べ、その顧客層にマッチしたSNSを選ぶことで大きな成果を上げることが可能です。

またABテストも行なっていくことで、どのような広告がより反応が取れるかを徐々に洗練させていくことで、最小限の広告費で最大限の売上をあげられるようになります。

運用代行に頼むのが早い

SNS広告は、慣れていないところから始めるにはやはり成果が出るまでに時間がかかります。

まず自社サービスを改めて深掘りしアピールポイントを定め、SNSごとの特徴をしっかりと理解し、それに合わせた広告の形で伝えなければなりません。

それには試行錯誤が必要で、ノウハウを積み重ねるまでにかなりの時間がかかり、広告費もかさんでしまうことが考えられます。

できるだけ早く成果をあげたい、広告マーケティングに力を入れられる余力が現状ないという場合には運用代行に頼むのがスムーズです。

Nuvoでは、SNS広告運用代行サービスも行っています。

広告の出稿だけでなく、ターゲティングなど包括的な運用サポートが可能ですので、

「できれば今すぐに広告で成果をあげていきたい」

といった場合にはぜひご利用ください。

SNS広告のメリットデメリットまとめ

SNS広告は、ターゲットを絞った上で小さくテストしながら出稿できるのが強みと言えます。

例えば「30代の子育て層に広告を出したい」と思った時に、その層に向けて広告を流せるのは大きな魅力です。

ただ広告の効果を最大限発揮するには、自社サービスの魅力をしっかりと把握した上で、市場や顧客のターゲティングを行い、そこに適したSNSに広告を出稿する必要があります。

そこにはノウハウが必要でありいきなり成果を上げることは難しく、できるだけ早く成果を上げられたい場合は広告運用代行を頼む方が効率が良いと言えます。

近年のインターネット広告費の伸びを見る限り、SNS広告を上手に使いこなせるかどうかで今後生き残れるかどうかが決まると言っても過言ではありません。

今のうちにSNS広告を上手に運用していき、効率的にビジネスを進めていきましょう。

この記事をシェア

関連記事

注目記事

タイトル

  • Googleサーチコンソールとは?設定方法や基本的な使い方を紹介!
  • ヘッドレスCMSとは?従来型との違いや代表的なツールも紹介
  • SEMとは?SEOとリスティング広告との違いや施策について解説

Googleサーチコンソールは、Googleアナリティクスと並び、ウェブサイト運営者やデジタルマーケターにとって必要不可欠なツールです。 この記事では、サーチコンソールの登録手順と基本的な使い方を分かりやすく解説します。 無料ツールであるサーチコンソールを活用することで、ウェブサイトの検索エンジンパフォーマンスを向上させ、トラフィックを増やしましょう。 Goodleアナリティクスを使っているけど、サーチコンソールとはどう違うの? Googleサーチコンソールはどんなことがわかってどのように活用できるの? Googleサーチコンソールは、インターネット検索の分析ツールです。 アナリティクスとの違…

編集部オススメ記事

タグから選ぶ