CMSとは?導入するメリットとホームページ作成におすすめのCMSを比較

CMS

CMSという言葉を聞いたことはあるけど詳しい意味は知らない、導入するメリットがわからない、という方に向けて、わかりやすく解説していきます。
おすすめのCMSと特徴も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

 ホームページを作りたいけど自作するのは大変だよね。
何かいい方法はないのかな?
 そんな時にはCMSがおすすめです!
メリットやおすすめのCMSを紹介していきますね!

 

CMSとは簡単にホームページを作成・管理できるシステム

SEM

CMSとは、「Content Management System」の略称で、ホームページを簡単に作成・管理できるシステムのことです。
ホームページは通常HTMLやCSSといった専門用語を使用して構築していきますが、CMSを使えば専門用語の知識がなくても作成できます。
CMSを利用することでホームページの管理や更新作業が効率的に行えるため、運営者にとって非常に便利なツールです。

ホームページ制作にCMSを導入するメリット

コーディング

CMSには様々なタイプがありますが、導入することによるメリットは共通しています。
まずは導入することによって生じるメリットを11個紹介していきます。

簡単にホームページを更新できる

CMSを導入することで、HTMLやCSSなどの専門知識がなくても簡単にホームページを更新することができます。
CMSの管理画面にログインして、投稿や編集、削除などを行うだけでリアルタイムにホームページが更新されます。
HTMLやCSSなどの言語をマスターしようとすると時間がかかるので、CMSの導入により浮いた時間で本来の業務に時間を割けるようになります。

どの端末でも更新できる

CMSはWebブラウザからアクセスするため、インターネットが繋がればどの端末でも更新作業ができます。
PC、タブレット、スマートフォンなど、端末を選ばず自由に更新作業ができます。

スマートフォンサイトを自動生成してくれる

CMSによっては、スマートフォン向けのサイトを自動生成してくれるものもあります。
現代ではパソコンからよりもモバイル端末での検索回数の方が多くなっており、ホームページを作成するうえでスマートフォンサイトは欠かせません。
スマホ対応にしていないと、スマホで訪問したユーザーは読みづらくストレスを与えてしまい離脱にも繋がります。
スマホ対応のCMSを使えば簡単にスマートフォンサイトを生成し、パソコンサイトの修正も自動で反映してくれるので手間も省けます。

インターネット環境があればどこでも更新できる

CMSを導入することで、更新作業ができるのは会社内だけではなく、インターネットに接続できればリモートワークや外出先でも更新できます。
会社説明会やイベントの様子など最新情報をアップしたり、移動中の隙間時間で更新できたりとホームページの幅が広がります。

時間の指定ができる

CMSには、投稿する日時を指定できる機能があります。
あらかじめ記事を用意しておけば、指定の日時に自動的に公開してくれます。
営業時間外や休日に更新する場合にも、事前に設定しておけばスムーズに公開できます。
ホームページ担当者が深夜残業や休日出勤をする必要がなくなり、人件費削減にも効果的です。

複数の担当者で運用できる

CMSでは複数の担当者で運用することができます。
管理画面には、担当者ごとに権限を設定できるため、更新作業の負担を分散できます。
特に全国に支社や店舗がある会社では、Aさんには担当のページのみ編集権限を与えてトップページは編集できないようにするなどのコントロールができると便利です。

外注するより費用が安い

ホームページ制作会社に更新作業を依頼すると、別途費用がかかる場合があります。
CMSを導入することで自社で更新作業を行うことができるため、外注費用を削減することができます。

サイト全体の統一感が出る

CMSには、テンプレートやスタイルシートと呼ばれるファイルがあり、ヘッダーやフッターなど共通部分を一括で編集できます。
サイトのデザインを統一することができるので、見やすいホームページになりブランドイメージの向上にも繋がります。

SEO対策がされていて集客しやすい

検索エンジンから集客していくためには、SEO対策が必須です。
SEO対策は何をしたらいいのかわからないという方でも設定できるように、CMSにはあらかじめ対策がされているものが多くあります。
タグの設定やサイトマップの自動生成など、SEOに必要な機能が備わっているため初心者でも簡単にSEO対策ができます。
また、SEO対策は即効性は期待できず長い目で見ることが必要になります。
CMS導入によりページを自由に増やせるので、長期的に集客を行いたいのであればCMSは早めに導入すべきです。

業務負担を軽減できる

CMSを追加すれば、更新料金を気にせずに社内で簡単にコンテンツを追加できるようになります。
よくある質問や問い合わせ内容を追加しておけば、ホームページでユーザーの疑問を解決することができてメールや電話での問い合わせ業務を減らすことができます。
商品やサービスのページも充実させておけば、気になっているユーザーがホームページをチェックしてお問い合わせや来店などアクションを起こします。
CMSを導入してホームページを充実させることは、営業活動をしなくても売上の向上をもたらします。

SNSと連動して運用できる

現代のマーケティングでは、InstagramやTwitterなどSNSでの情報拡散が重要になってきています。
CMSにはSNSとの連動機能があるものが多く、投稿内容をSNSに自動的に投稿する機能や、Facebookの「いいね」ボタンやTwitterの「ツイート」ボタンを簡単に設置できます。
そのため、SNSでの情報拡散とSNS運用の効率化に繋がります。

CMSのタイプごとの特徴

パソコン

CMSには大きくわけて3つの種類があります。
それぞれの特徴を理解して、自社に適したタイプのCMSを選びましょう。
タイプごとの特徴を紹介していきます。

オープンソース型CMS

オープンソース型CMSは、ソースコードが一般公開されていて誰でも無償で入手・利用できます。
代表的なCMSはWordPressやDrupal、Joomlaがあります。
多くの開発者がコミュニティを形成して機能追加やバグ修正を行うことで、常に進化していきます。
多数のプラグインやテーマが用意されているため、機能やデザインを自由にカスタマイズすることができます。
しかし、ソースコードが開示されている分攻撃の標的になりやすく、セキュリティ対策が必須です。
基本的にはサポートもないので、サイトの立ち上げやトラブル時のために他社に委託することも検討が必要です。

クラウド型CMS

クラウド型CMSは、インターネット上のサーバーにCMSが設置され、ブラウザからアクセスすることで利用できるCMSです。
代表的なものに、WixやSquarespace、Jimdoがあります。
インターネットに接続するだけで簡単に利用でき、ホスティングやセキュリティ管理も提供されています。
多数のテンプレートが用意されているため、デザインカスタマイズも容易です。
利用料は月額料金か従量課金制なので、初期費用を抑えたい方におすすめです。
無料で利用できるものもありますが、機能制限や広告表示がありビジネスには向いていません。

商用パッケージ型CMS

商用パッケージ型CMSは一定の費用を支払うことで利用できる買い切り型のCMSです。
代表的なものに、SitecoreやAdobe Experience Managerがあります。
専用のサポートが提供されることや、高度なセキュリティ対策が取られているので初心者でも安心です。
高度なカスタマイズが可能で、大規模なWebサイトにも対応できます。
しかし、使用するには高額なライセンス費用がかかり、大企業向けのパッケージでは100万円を超えるものもあります。

CMSを導入するときに気を付けたいこと

コーディング

CMSを利用することで、コンテンツの投稿や編集、管理が簡単にできるようになります。
CMSを導入する際には、以下の4点に注意しましょう。

  • デザインの自由度が低い
  • セキュリティ対策が必要
  • バックアップが必要
  • 無償のオープンソース型にはサポートがない

それぞれ説明していきます。

デザインの自由度が低い

CMSはあらかじめデザインされたテンプレートを使用してウェブページのデザインを作成するため、デザインの自由度が低い場合があります。
作りたいホームページに合ったテンプレートを選択することが大切です。
CMSによってはカスタマイズのためのプラグインやテーマも用意されているので、組み合わせて使用することもできます。

セキュリティ対策が必要

CMSは多くの場合オープンソースで多くの人々によって利用されているため、攻撃の対象になりやすいです。
CMSのアプリケーションはセキュリティリスクを修正した最新版にアップデートするようにし、セキュリティプラグインを導入することでセキュリティ対策をしましょう。

バックアップが必要

HTMLを用いてサイトを制作する場合には、データをサーバーにアップロードしています。
しかしCMSを利用する場合は、インターネット上で更新していくのでデータが残りません。
コンテンツ管理が簡単になりますが、誤ってコンテンツを削除したり、ウェブサイトがクラッシュしたりした場合に備えてバックアップが必要になります。
バックアップを定期的に取ることで、大切なデータを失うことを防げます。

無償のオープンソース型にはサポートがない

CMSの多くはオープンソースであり、無償で提供されています。
ただし、無償のCMSにはサポートがない場合があります。
サポートがないと問題が発生した場合には、社内で解決しなければなりません。
ホームページの構築や保守作業に不安がある場合は、対応できる人材を確保するか、外部に委託するようにしましょう。

CMSの機能や操作方法を覚える必要がある

CMSには多くの機能があり、より充実したホームページを作る場合には難易度が上がります。
導入する前に必要な機能や操作方法を確認し、ある程度知識をつけておきましょう。
CMSのドキュメントやフォーラム、サポートサイトなどを活用することでより効率的に情報収集ができます。

CMSを選ぶ際に失敗しないためのポイント

アイデア

CMSを選ぶ際には、自社のニーズに合わせたCMSを選ぶことが重要です。
自社に最適なCMSを選ぶために、おさえておきたいポイントを紹介していきます。

ホームページを作る目的を明確にする

まず、ホームページを作る目的を明確にすることが重要です。
企業のウェブサイトであれば、商品やサービスの紹介や問い合わせフォームの設置が必要になります。
一方で、ブログや個人サイトであれば、記事の投稿やコメント欄の設置が必要です。
目的に合わせたCMSを選ぶことで、理想通りのホームページが作りやすくなります。

必要な機能があるか確認する

CMSには、SEO対策やレスポンシブ対応など様々な機能があります。
自社のニーズに合ったCMSを選ぶためには、必要な機能がCMSに搭載されているかを確認することが必要です。
CMSの拡張性についても確認しておくと、今後のサイト拡張にも対応しやすくなります。

サポートの対象範囲を確認する

無料のCMSを利用する場合、サポートが不十分な場合があります。
トラブルが発生した場合の対応や、操作方法がわからないときに教えてくれるかなどサポート範囲を確認しておきましょう。
また、海外のCMSを利用する場合には、日本語サポートがあるかどうかも確認しておくとスムーズです。

ホームページ作成におすすめのCMS

ホームページ

CMSの種類や注意点について紹介してきました。
ここからは、ホームページの作成におすすめのCMSを紹介していきます。

WordPress

WordPressは、世界中でトップシェアを誇るオープンソース型CMSです。
初心者でも簡単に使えるため、ブログやサイトの作成に最適です。
多くのプラグインが用意されているため、様々な機能を追加してカスタマイズできます。
ライブチャットやメールで24時間365日サポート対応をしており、無料ウェビナーも開催されています。
SNSとの連携も簡単にできるので、拡散力も高いです。

AmebaOwnd

AmebaOwndは、日本のブログサービス「アメブロ」が提供するCMSです。
シンプルで直感的なインターフェースが特徴で、テンプレートからブログやサイトを簡単に作成することができます。
ブログのSEO対策が強化されており、集客にも効果的です。
無料のショップカート「BASE」とも連携しているので、ネットショップの開設にもおすすめです。

MovableTypeクラウド版

MovableTypeはCMSの中でも歴史が長く、多くの企業や大学など国内で5万サイト以上の導入実績があります。
豊富なテンプレートやプラグインが用意されており、自分好みのサイトを簡単に作成できます。
商用パッケージ型で、メールでのテクニカルサポートも付いています。

ferretOne

ferretOneはBtoBマーケティングに特化したCMSで、コンテンツの編集がシンプルで使いやすいです。
特に、企業のWebサイトやポータルサイトなどの大規模なサイトに適しています。
クラウド型で初期費用は10万円、月額利用料はプランによりますが10万円からかかります。
広告運用や記事作成の代行サービスも実施しています。

HeartCore

HeartCoreはCMSとしては比較的新しいものの、高機能で使いやすく多くの企業や大学で利用されています。
サイトの作成や管理が簡単で、多言語対応やマルチサイト機能なども備えています。
ライセンス保守契約をすれば、電話やメールでの問い合わせサポートなど手厚いサポートを受けられます。

BlueMonkey

BlueMonkeyは簡単な操作で使いやすく、初心者でも簡単に使えるCMSです。
主にブログやポータルサイトに適しており、テンプレートやプラグインが豊富に用意されています。
運用の相談や現状分析などの定期サポートや、ノウハウを提供するユーザー会を毎月開催しています。

Joomla!

Joomla!は無料ダウンロードで自由に利用できる、オープンソース型のCMSです。
使いやすさと柔軟性に優れており、ビジネス、個人、非営利団体など、さまざまな目的に利用されています。
無料と有料の拡張機能があり、目的に合わせて自由にカスタマイズできます。
日本語版サイトでは日本語のパッケージを提供しています。

jindo

jindoは、日本のCMSで、コンテンツの編集が直感的で使いやすいことが特徴です。
ECサイトの作成にも適しており、多言語対応やマルチサイト機能も備えています。
セキュリティ対策もしっかりと行われているため、安心して利用することができます。
無料で費用はかかりませんが、独自のアクセス分析ツールがありPDCAをまわしたい方におすすめです。
ただし、無料版ではログインしない期間が続くと削除される可能性があるので、注意してください。

RCMS

RCMSは万全なセキュリティ対策が特徴的で、初心者でも簡単に使えるCMSです。
ブログやポータルサイト、企業のWebサイトなど、様々な種類のサイトに適しています。
多機能でありながらも、シンプルな操作性が魅力的です。
しかし、サイトに機能を追加したい場合にはRCMSに依頼を出さなくてはならず、時間と手間がかかる可能性があります。

SITEPUBLIS

SITEPUBLISは多言語対応やマルチサイト機能も備えており、カスタマイズ性が高いため自分好みのサイトを作成することができます。
「見たまま編集」で、編集したい箇所をクリックするだけでテキストや画像を変更でき、直感的な操作が魅力的です。

まとめ

IT

CMSを導入することによって、ホームページ制作やコンテンツの更新が簡単にできるようになります。
CMSにはオープンソース型、クラウド型、商用パッケージ型の3種類があり、ホームページを作る目的から自社に合ったCMSを選ぶことが大切です。
Bancor株式会社では、ホームページ制作からデザイン、webマーケティングまでワンストップで依頼できます。
ホームページの制作や運用で悩んだら、ぜひ一度ご相談ください。

https://d-nuvo.com/index.html

この記事をシェア

関連記事

注目記事

タイトル

  • Googleサーチコンソールとは?設定方法や基本的な使い方を紹介!
  • ヘッドレスCMSとは?従来型との違いや代表的なツールも紹介
  • SEMとは?SEOとリスティング広告との違いや施策について解説

Googleサーチコンソールは、Googleアナリティクスと並び、ウェブサイト運営者やデジタルマーケターにとって必要不可欠なツールです。 この記事では、サーチコンソールの登録手順と基本的な使い方を分かりやすく解説します。 無料ツールであるサーチコンソールを活用することで、ウェブサイトの検索エンジンパフォーマンスを向上させ、トラフィックを増やしましょう。 Goodleアナリティクスを使っているけど、サーチコンソールとはどう違うの? Googleサーチコンソールはどんなことがわかってどのように活用できるの? Googleサーチコンソールは、インターネット検索の分析ツールです。 アナリティクスとの違…

編集部オススメ記事

タグから選ぶ