分かりやすいホームページにする効果と具体的な施策を紹介
多くのユーザーは初見であなたのホームページに訪れますが、分かりやすいホームページになっていないとすぐに離脱されてしまう恐れがあります。
分かりやすさを追求することで、多くのユーザーに読んでもらえるようになり、ホームページを運営する効果を最大限発揮できるようになります。
今回の記事では
- 分かりにくいホームページになっているとどうなるか
- 分かりやすいホームページにするための具体的な施策
についてお話ししていきます。
これからホームページを作るという方はもちろん、既に運営されている方が知ることで大きく売上が変わってくることも十分あり得ますので、ぜひ読み進めてみてください。
分かりやすくないホームページは見てもらえない
冒頭で「分かりづらいホームページは見てもらえない」とお話ししましたが、それは読み手側の立場になってみるとわかります。
何か調べ物をしている時にたどり着いたサイトが、動作が重かったり、コンテンツが読みづらかったりして他のサイトにすぐ移った、という経験があなたにもあると思います。
ホームページはただ作れば良いというわけではなく、見やすさ、わかりやすさ、操作の快適さなどを最初の設計の段階で絶対に意識しなければなりません。
少しでも「このサイト、なんか見づらいな」とユーザーに思わせてしまうと、コンテンツを読んでもらいづらくなり、アクセスをどれだけ集めても効果が薄くなりますからね。
分かりやすいホームページとは
では、そもそも分かりやすいホームページとはどういうものを言うのでしょうか。
これに関しては、人によってわかりやすいと感じるポイントが違うため一概には言えませんが、ある程度の傾向はあるので、ご紹介していきます。
- 色合い
- ごちゃごちゃしていない
- カテゴリーが洗練されている
- 表示に時間がかからない
- スマホに最適化されている
色合い
どのような色合いでホームページを構成しているかで分かりやすさも変わってきます。
例えば鮮やかすぎる色が使われているホームページを見ると、目がチカチカしてきて、まともにページが見れなかったりしますよね。
一方で目に優しい色合いをしていれば、ストレスなくページを見ていくことができます。
また詳しくは後述しますが、色はそれぞれ与える印象が異なり、事業イメージに合った色を使ってサイトを構築するのも大切になって来ます。
見やすさが増せばコンテンツが読みやすくなり、分かりやすさも増しますね。
ごちゃごちゃしていない
ごちゃごちゃというのは、例えばクリックできる要素がありすぎると、どこをクリックすれば良いかわからなくなり、わかりづらいホームページになってしまいます。
クリックできる要素はバナーなどのことで、詰め込めば良いというわけではないということですね。
ユーザーは基本的にめんどくさいと感じたり、混乱してしまうとすぐにホームページから離脱してしまいます。
カテゴリーが洗練されている
どのようなコンテンツを更新していくかも非常に重要です。
さまざまなカテゴリーでコンテンツを投稿してしまうと、ユーザーとしてはどこにどのコンテンツがあるかわからず、目的のコンテンツに辿り着く前に離脱されてしまうリスクが出てきます。
またカテゴリーがバラけてしまうと、SEOの観点から見ても良いとは言えず、近年Googleが「専門性」を重視している中で
「このホームページはどの分野の専門なのか」
と何をメインにしたサイトなのか、Googleに認知させることが難しくなってしまうんです。
カテゴリーは、できる限り最低限に絞った方がユーザーとしても目的のコンテンツを探しやすくなり、SEOの観点からも評価が上がりアクセスを集めやすくなるなど、意識したいポイントの一つです。
表示に時間がかからない
ホームページが表示されるまでの時間も非常に重要です。
これは逆の立場になってみるとわかりますが、表示されるのに時間がかかるホームページを見ているとストレスを感じ、他のサイトにすぐに移った経験があなたにもあると思います。
他にも数え切れないほどのホームページがある中で、あえて表示に時間がかかるページを見るようなユーザーはやはり少ないんです。
表示に時間がかからずサクサク見れるホームページは、ユーザーもストレスなく閲覧することができてサイト内を回遊しやすくなるため、分かりやすいホームページの一つの要素になってきます。
スマホに最適化されている
今はスマホでインターネットを閲覧するユーザーが大半で、パソコンでホームページを見る層の方がマイナーな存在になってきています。
ただ中にはいまだにスマホに最適化されておらず、パソコン表示でしかスマホから見られないようなホームページも少なからずあります。
それだとすぐにスマホユーザーが去ってしまうのは想像に難くありませんよね。
最近は、WordPressなどの主要なCMSではデフォルトでスマホでの表示が最適化されていますが、その上でさらにスマホユーザーに合わせた施策をしていくことが求められてきます。
分かりやすいホームページにするための施策
では、分かりやすいホームページにするにはどのような施策をしていけば良いのでしょうか。
もちろんどういう事業を展開しているか、どのユーザー層をターゲットにしているか、といったことによって最適なデザインは変わってくるので、一概に正解はありません。
ですが、大まかに共通して「この施策をすれば分かりやすいホームページができやすい」というものがありますので、ここからはその具体策の例についてご紹介していきます。
- ホームページの目的を明確にする
- 人の目線を意識したコンテンツ配置にする
- 表示速度を早める
- 目に優しい配色にする
ホームページの目的を明確にする
ホームページの目的を明確に示すことで、狙ったユーザーを逃さない仕組みづくりができます。
例えばあなたが牛肉の通販をしていたとして、サイトをスクロールしないと牛肉の画像や文字がない状態だと、
「このホームページは何のサイトなんだ?」
とユーザーに疑問を与えてしまい、ページを読み込んでもらう前に去られてしまう恐れが生まれてきます。
牛肉を欲している人があなたのホームページに訪れるわけですからね。
ですが、ホームページのわかりやすいところに「このホームページは牛肉の通販サイトですよ」と明示できていれば、ページを読んでもらえる確率がぐんと上がります。
目的を明確にする施策として挙げられるのは、ホームページのタイトルに用語を入れ込む、ということ。
牛肉通販の例なら「牛肉通販の〇〇」と書くことで、一目でサイトの目的を伝えることができます。
あとはヘッダーに事業に関連する画像を載せる、事業説明ページをホームページ上部のわかりやすいところに配置する、といったことが挙げられます。
多くの場合、ユーザーは悩みを解決したり情報を欲しているからこそあなたのホームページに訪れるわけなので、「それを解決できますよ」ということをわかりやすく伝えることが大切ですね。
人の目線を意識したコンテンツ配置にする
人の目線は、主に「Zの法則」「Fの法則」という法則に則って動きます。
「Zの法則」は左上からZの形のように動いていく法則で、雑誌や漫画などはZの配置になっていることが多いですよね。
「Fの法則」はまず左上のロゴから身始め、そこからまずヘッダーを見ます。
再度左に戻り、今度はメニュー一覧を見て、あとは左端を下に読んでいく、といった流れです。
どちらにも共通しているのが
- 左上から見始める
- 上の方から順番に見ていく
ということです。
そこに重要なコンテンツ、それこそ上でお話しした事業に関する画像、事業をわかりやすくまとめたページ、ランディングページへの誘導を配置することで、ユーザーから見るとわかりやすいホームページにすることができます。
表示速度を早める
表示が遅いと読み手としては非常にストレスが溜まるのはお話しした通りで、表示速度を早める施策をすることでユーザーが快適にホームページを閲覧できるようになり、滞在時間も伸びる可能性が高まります。
表示速度を高めるには、主に以下のような方法があります。
- 性能が良いサーバーを使う
- PHPでホームページを動かしている場合、最新のバージョンにする
- 画像を圧縮し、サイズを小さくする
- ブラウザキャッシュを活用する
そのような方法でホームページの表示速度を早めることができれば、Googleからの評価が高まり、検索順位が上がる傾向にあります。
実際にGoogleが以下のような声明を2018年に出しており、表示速度はSEOの観点からも改善していかなければならないポイントです。
目に優しい配色にする
背景、文字色、バナーなどをできる限り目がチカチカしないような目に優しい配色にすることで、見やすく分かりやすいホームページにすることができます。
どのような配色にするかは、企業イメージなどを踏まえながらそれに合う配色、かつ見やすいものを見つけていくことが求められます。
色はそれぞれ人に与える印象が異なります。
主な例としては、
青:「誠実」「落ち着き」「涼しさ」「平和」
緑:「さわやかさ」「平穏」「調和」「癒し」
白:「清潔感」「新しさ」「透明感」「無垢さ」
黒:「高級感」「重厚さ」「スタイリッシュさ」「真面目」
といった印象をその色を見た時に人は感じます。
あなたが提供している商品やサービスは、顧客に対してどのような結果をもたらすものなのかを改めて把握したり、どのような心理状態でアクションを起こしてもらいたいかを考えた上で配色を選ぶことが大切です。
例えばカフェ店のホームページを作るとして、赤をメインに配色してしまうと少しズレた印象を与えてしまいますよね。
実際に大手カフェチェーンの『スターバックス』はロゴが緑色であり、ホームページも白をメインに配色されています。
カフェチェーンでは高級志向の『銀座ルノアール』は、自然やアンティークを連想させる茶色をメインに配色されていたりと、事業のイメージに合わせたものになっています。
分かりやすさと事業イメージを正しく伝える。
配色は、分かりやすいホームページを作る上で重要な要素の一つです。
以上のようなことが、主な分かりやすいホームページを作るための施策です。
これらは一例ですが、顧客目線になって「どのようにしたらストレス無くサイトを読めるか」ということを日々追求し改善していくことが大切です。
分かりやすいホームページが今すぐ欲しいなら
今はWordPressなどのCMSを活用することで、サイトデザインなどの知識やスキルがなくとも実用に耐えうるホームページを作ることは容易です。
ただ、そこからライバルサイトより一歩先を行く分かりやすさや、高級感やスタイリッシュさを出すにはサイトデザインの知識は必須です。
Nuvoでは、月額9800円〜でサイト制作サービスをご提供しています。
リーズナブルだからとサイトは一切手を抜かず、弊社独自の人材確保の方法を確立し、作業の効率化を図ることでそのような価格でのサイト制作を実現しています。
ホームページにどうアクセスを流すかも大事
またホームページは作っただけでは効果は薄く、狙ったターゲットのユーザーをどのように集めるかのマーケティングの部分も非常に重要です。
Nuvoはサイト作成だけでなく、ホームページにアクセスを集めて売上に繋げるためのマーケティングサポートも承っております。
今回お話ししたサイトデザインの最適化をはじめ、ターゲティング、SNS・YouTube広告、コンテンツ運用に至るまで第一線で成果を出し続けているスタッフがサポートいたします。
そちらはそれぞれ有料とはなりますが、ご活用いただくことで本来必要な時間と労力を大幅にショートカットして成果を上げることが可能ですので、サイト制作サービスと合わせてぜひご利用いただければ幸いです。
分かりやすいホームページについてまとめ
ホームページがわかりづらいものになっていると、初見ですぐに離脱されてしまうことが増え顧客を獲得することが難しくなってきます。
そこで分かりやすいホームページにするための施策を取ることで、ユーザーがストレス無く閲覧できるようになり、成約にも繋がりやすくなります。
ホームページは、一方的に情報やコンテンツを顧客に提供する媒体と思われがちですが、一つの立派な顧客とのコミュニケーションツールなんです。
読み手がどう感じるかを常に考えることで、顧客との信頼関係を構築でき、リピーターも増えビジネスも自然と拡大していきます。
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