meta description(メタディスクリプション)とは?SEOへの影響と書き方を解説
Webページを制作した後、最後の仕上げとして重要になるのがメタディスクリプションです。
せっかく良質な記事を制作したのに、メタディスクリプションを疎かにすると、SEOで評価されずに上位表示できなかったり、ユーザーに記事を読んでもらえなかったりする可能性があります。
本記事では、そもそもメタディスクリプションとは何なのか、またメタディスクリプションのSEOへの影響や設定方法、設定の際の注意点などを詳しく解説してみました。
SEOとどんな関係があるのかな?
基本的な考え方や、書き方を紹介していきますね!
メタディスクリプションはページの内容をわかりやすくしたもの
メタディスクリプションは、記事の概要を100文字程度で簡潔に表す文章です。
Googleなどのブラウザで検索した場合、ページタイトルの下にスニペット(説明文)としてメタディスクリプションが表示されます。
タイトルの次に読者との接点になる文章なので、惹きつけるメタディスクリプションを記載することで、実際に記事を読んでもらえる可能性が高くなります。
メタディスクリプションには、お店の入口や看板のような役割があると分かりやすいでしょう。
どれだけ良いお店でも、入口が汚い、看板がないという場合には、「この店に入ろう」とは思わないですよね。
Web記事も同じで、メタディスクリプションの内容がイマイチならば、せっかく特定のキーワードで検索してくれたユーザーに読んでもらうことはできません。
すぐ目の前まで来てくれたお客さんを取り逃してしまうのは、非常にもったいないですね。
だからこそ、記事内容と同じかそれ以上にメタディスクリプションも重要と言えます。
「どのようにメタディスクリプションを設定すべきか難しい」とお悩みの方は、NUVOにご相談ください。
NUVOはメタディスクリプションの設定はもちろん、クライアント様のWebサイト制作や運用など、Webマーケティングの全般的な支援を行っています。
meta description(メタディスクリプション)のSEOへの影響
メタディスクリプションの内容が、SEOにどんな影響を与えるのか詳しく解説します。
なお、メタディスクリプションの内容が、直接SEOや検索順位に影響することはありません。
これはGoogleが公式に言及しています。
正確なメタディスクリプションはクリックスルーを向上させることができますが、検索結果内のランキングには影響しないことに注意してください。
ただしメタディスクリプションをしっかりと記載することで、間接的にSEOに好影響を与えます。
あくまでも直接的な影響がないというだけであって、SEOには重要な影響を与えるということです。
クリック率が向上する
メタディスクリプションを記載することで、記事のクリック率が向上します。
要はユーザーに記事を読んでもらえる機会が増えるということです。
ユーザーは特定のキーワードで検索をして、検索画面において記事タイトルとメタディスクリプションを読みます。
そしてその内容から、さらに深く読む価値があるか否かを判断するためです。
メタディスクリプションにユーザーの悩みや課題を解決するような内容を記載しておけば、クリック率は高まるでしょう。
アクセス数が多くなれば、Googleからも優良なコンテンツとして評価されるため、結果的に検索順位が上昇するというSEOの効果を得られます。
またメタディスクリプションにうまく関連キーワードを含めることで、関連キーワードで検索された際の検索順位で上位表示される可能性も高くなります。
NUVOでは、クリック率の向上以外にも、クライアント様のWebサイト運用において成果を出すことに貢献します。
「今後Webマーケティングでより成果を挙げたい」と考えている場合には、ぜひNUVOにご相談ください。
離脱率が低くなる
メタディスクリプションを設定することは、記事の離脱率を低くする効果もあります。
そもそも離脱率が高い記事というのは、「ユーザーの悩みを解決していない」という特徴があるためです。
しかしメタディスクリプションを記述しておくと、記事を読む前に自分の悩みを解決できる内容か否かをユーザーが判断できます。
つまり「記事を読んだものの、役に立たない内容だった」というミスマッチが起きづらくなるということです。
離脱率が低くなると、Googleからも優良なコンテンツとして見なされるので、検索順位が上昇するなどSEOでプラスの効果に期待できます。
Googleの検索エンジンにページの情報を正しく認識してもらえる
Googleの検索エンジンがWebページの内容を把握する際は、タイトルや本文だけではなく、メタディスクリプションの内容も参考にしています。
つまりメタディスクリプションを正しく記載していないと、Googleの検索エンジンが正しくWebページの情報を把握してくれない可能性もあるということです。
本来の意図とは違う形でWebページの内容が把握された場合、SEO的にはマイナスの効果が出て、検索順位を落としてしまう危険性もあります。
SEOライティングのスキルが身につく
メタディスクリプションを記述することには、ライティングのスキルが身につくという副次的なメリットもあります。
実際に長い記事を書いた後、100文字程度で概要をまとめようとすると、意外と難しいことを実感できるでしょう。
しかし重要な情報を簡潔に記述するというスキルは、SEOライティングにおいて非常に重要です。要点を捉えない冗長な文章は、どうしてもユーザーの離脱を招いてしまいますからね。
メタディスクリプションの記述を何度も繰り返していけば、必然的にライティング力は向上します。
ライティング力が向上すれば、当然良質なWeb記事制作につながり、ユーザーの満足度を高める記事を書けるようになるため、検索順位上昇などSEOでの効果も期待できます。
なおNUVOは集客に強いSEOライティングを得意としています。
「集客につながるWebマーケティングをしたい」とお考えの場合には、ぜひNUVOにご相談ください。
meta description(メタディスクリプション)の書き方
実際にメタディスクリプションを記述する際の書き方を解説します。
メタディスクリプションは、とにかく何でも書けばOKというものではありません。
SEOの効果を最大化するためには、正しい書き方で記述する必要があります。
最適な文字数はデバイスによって異なる
メタディスクリプションの最適な文字数は、ユーザーが利用するデバイスによって異なります。
パソコンユーザーを想定するなら100~120文字、スマホユーザーを想定するなら70文字程度です。
デバイスを問わずに読者を集めたいと考える場合には、スマホ利用を想定して70文字程度でおきましょう。
現代はスマホユーザーの方が、圧倒的に多いためです。
ただし、文字数は極端に長くなったり、短くなったりしなければ、気にしすぎる必要もありません。
あくまでも目安として捉えておきましょう。
必要な情報を漏れなく記述した結果、文字数が130文字を超えたとしても、そのままメタディスクリプションとして記述してOKです。
ページの内容を簡潔にまとめる
メタディスクリプションの目的はページの概要を簡潔に紹介することです。
細かい情報は記事中で解説しているはずなので、メタディスクリプションで言及する必要はありません。
むしろ細かい情報まで記述すると、ユーザーも「わざわざ記事を読もう」としなくなります。
あくまでもチラ見せするくらいの感覚が重要です。
映画やドラマの予告でも、結末が分かってしまうような内容だったら、それ以上見たいと思わなくなってしまいますよね。
むしろ余計な情報は省いて、「誰に書いているのか」「何を書いているのか」「読んだらどんなベネフィットを得られるか」という点を端的に記述することを心がけましょう。
また、タイトルに記述できなかったキーワードについて、メタディスクリプションで補足するという手法もおすすめです。
ターゲットを明確にする
Webページを作成する際は、必ず誰に読んでほしいかというターゲットを定めているはずです。
メタディスクリプションを記述する際も、しっかりとターゲットを意識しておきましょう。
ターゲットは「30代男性」のように抽象的な形ではなく、「都内在住の独身・年収450万円の30代男性」といったように、具体性を持たせることが重要です。
設定したターゲット層に対して、誰もが同じイメージを抱けるくらい具体的に想定しておきましょう。
ターゲットを明確化しておけば、メタディスクリプションにターゲットが抱える悩みや記事を読むことで得られるベネフィットなどを訴求しやすくなります。
逆にターゲットを明確にしていない場合は、誰に対しても刺さらない文章になってしまうリスクもあるので要注意です。
SEO対策したいキーワードを入れる
メタディスクリプションには、必ずSEO対策をしたいキーワードを入れましょう。
例えば「結婚式 時期」というキーワードで記事を作成した場合には、メタディスクリプションにも「結婚式 時期」というキーワードを必ず含めるということです。
また、可能な範囲で構わないので、Google検索時に表示されるサジェストキーワードや関連キーワードも盛り込んでおきましょう。
無理に入れると不自然な文章になってしまうので、あくまでも自然な形でサジェストキーワードや関連キーワードを入れることが重要です。
なお、重要なキーワードがあっても、記事中で言及していない内容はメタディスクリプションでも記述してはいけません。
一切言及していない事項をメタディスクリプションで記載すると、Googleから悪質なコンテンツと見なされて、SEOでマイナス評価を食らってしまう可能性もあります。
記事タイトルを補完することを心がける
メタディスクリプションは、ある意味サブタイトルのような役割を果たすとも考えられます。
そのため、タイトルに記載できなかった内容やキーワードを、メタディスクリプションで補完するというような形で記載するのもおすすめです。
タイトルは最大でも32文字程度しか書かないため、それだけで十分な情報を伝えることはできません。
うまくタイトルに入れられなかったキーワードや関連ワードがある場合は、自然な形でメタディスクリプションにも盛り込んでおきましょう。
前半に重要な文章を入れる
メタディスクリプションは100文字程度の短い文章ですが、ユーザーは全文読んでくれるわけではありません。
場合によっては、わずか20文字程度しか読んでくれないこともあります。
要は冒頭だけ読んで、それ以上読む価値があるのか否かを判断しているということです。
そのため、なるべく前半に対策キーワードを含んだ重要な文章を記述することが重要になります。
結論を後回しにするようなもったいぶった文章を書くと、結局ユーザーにクリックしてもらえません。
ライティングの基本にもなりますが、結論ファーストで書くことを心がけましょう。
難解な表現を使わない
メタディスクリプションは、簡潔さに加えて読みやすさも重要です。
そのため専門用語や難しい言い回しはなるべく避けて、誰でもストレスなく読みやすい文章にしましょう。
メタディスクリプションで難しい表現が連発していると、「記事自体も読みづらいのだろう」と判断されてしまいます。
言葉自体簡単でも、画数が多い漢字はそれだけでノイズとみなされることも少なくないので、どんな言葉を使って記述するかも重視しましょう。
meta description(メタディスクリプション)の設定方法
メタディスクリプションの設定方法は、HTMLに記述する方法とCMSのメタディスクリプション入力機能を利用する方法の2つがあります。
それぞれの設定方法について、詳しくチェックしてみましょう。
なおCMSには様々な種類がありますが、本記事では最も多く利用されているWordpressを例に解説します。
HTMLに記述する場合
HTMLでメタディスクリプションを記載する場合は、<head>~</head>のブロック内に記述します。
Googleが「この文章がメタディスクリプションである」と分かるようにするために、<meta>タグが必要です。
<meta>タグは、以下のようなソースで活用してください。
<meta name=”description” content=”メタディスクリプション内容”>
なお、</meta>のような閉じタグは必要ありません。
HTMLを使うのは、慣れている人でなければかなり難しさを感じるでしょう。
最近は使いやすいCMSも多くリリースされているので、HTMLに苦手意識がある場合には、後述するWordpressなどのCMSを活用するのがおすすめです。
WordPressを利用する場合
WordPressでサイトを制作している場合は、Wordpressのメタディスクリプション入力欄を使用しましょう。
ただし利用しているテーマによっては、メタディスクリプションの入力欄が用意されていないこともあります。
その場合には、All in One SEO Packなどのプラグインを導入すればOKです。
WordpressだとHTMLに関して特に知識や理解がなくても、簡単にメタディスクリプションの設定や記事の制作ができます。
meta description(メタディスクリプション)を設定するときの注意点
メタディスクリプションを設定する際には、いくつか知っておくべき注意点があります。
せっかく記述したメタディスクリプションが無駄にならないように、しっかりと注意点も理解しておきましょう。
記号や絵文字は表示されない可能性あり
メタディスクリプションには、文字だけではなく、記号や絵文字も利用できます。
しかし検索エンジンやユーザーの利用しているブラウザの環境などによって、記号や絵文字が適切に表示されないこともあるので注意してください。
基本的には文字と数字だけを使って、メタディスクリプションを記述することを心がけましょう。
文字化けしていると、ユーザーから「これは悪質なコンテンツなのでは?」と見なされてしまう可能性もあります。
すると当然PV数は稼げなくなり、検索順位もどんどん下がるといったように、SEO的にマイナスの効果を受けかねません。
設定した後にスニペットで確認する
実際にメタディスクリプションを記述した後は、スニペットで正しい内容が表示されているのかを確認しておきましょう。
スニペットは、検索結果表示画面のタイトル下で確認可能です。
記述した文章を読んでみることによって、思わぬ誤字脱字や変な言い回しに気づくこともあります。
記述したらそれでOKではなく、しっかりと読み直すことが重要です。
執筆した担当者が読むとあまり意味ないので、なるべくほかの人にスニペットで確認してもらいましょう。
反映されない場合
メタディスクリプションを記述したのに、うまく反映されない場合には2つの対処法があります。
1つ目は、ソースコードを確認することです。
<head></head>タグ内の正しい位置にメタディスクリプションのタグを設定していなければ、メタディスクリプションは表示されません。
また作業用として、一時的にコメントアウトする設定にしている場合もあります。<meta>タグがコメントアウトされていないかもチェックしておきましょう。
2つ目は、Google Search Consoleでインデックス登録することです。
メタディスクリプションを記述しても、そもそも記事をインデックス登録してない場合には、Googleの検索結果一覧にも表示されません。
そのため、まずは記事をインデックス登録してGoogleの検索クローラにWebページを巡回してもらう必要があります。
なお、最近は品質が低い記事は、申請をしてもインデックス登録してもらえないことも増えてきました。
しっかりとインデックス登録してもらうために、記事制作の時点から良質なコンテンツにすることを心がけてください。
meta description(メタディスクリプション)を見直すタイミング
メタディスクリプションを記述した後も、時々メンテナンスを行い、場合によっては内容の修正が必要になることもあります。
具体的にメタディスクリプションを見直すべきタイミングとして、4つのタイミングを紹介します。
リライトしたとき
記事をリライトした場合は、メタディスクリプションも修正するべきです。
リライトした場合には、内容も大きく変わっている可能性があります。
リライトした内容に即して、メタディスクリプションの内容も修正しておきましょう。
Google側に書き換えられたとき
メタディスクリプションを自分で記述したにも関わらず、意図しない形でGoogle側によって自動的に内容が書き換えられることもあります。
主な原因は、メタディスクリプションとサイトに記述している内容の不一致です。
Googleの検索エンジンが自動的にメタディスクリプションの内容を書き換えた場合には、改めて自分自身で記述しなおす必要があります。
またGoogleに正しく記事内容を理解してもらえないことを踏まえると、記事内容そのものの修正も検討すべきでしょう。
Googleのアルゴリズムが変更されたとき
Googleの検索アルゴリズムは頻繁に更新されます。
アルゴリズムが変動すると、それまで上位をキープしていた記事が一気に下位に落ちる、逆にそれまでは下位表示だった記事が突然上位表示されることもあります。
というのも、アルゴリズム変動によってGoogleから評価される基準も変わるためです。
アルゴリズムが更新された際は、上位表示のために何が重要なのかをしっかりと理解しつつ、必要に応じてメタディスクリプションの内容も修正しておく必要があります。
NUVOはアルゴリズムの更新があった際、素早く最新の情報をキャッチした上で、新しいアルゴリズムに準じたSEO対策を実行しています。
「Googleアルゴリズムの動向を追うのは難しい」とお考えの企業様は、ぜひNUVOにご相談ください。
思うように集客できていない時
Web記事を公開した後は、GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールなどによって、集客状況などを測定しているでしょう。
しかし思ったほどユーザー数を集められないこともあります。
その場合には、メタディスクリプションに原因がある可能性もあるので修正も検討すべきです。
実際にメタディスクリプションを修正しただけで、アクセス数が劇的に改善したという事例もあります。
まとめ
メタディスクリプションは、執筆したWebページをGoogle検索で上位表示するために重要な要素です。
文字数はかなり限られているので、記事の概要を端的にメタディスクリプションに記述することを心がけましょう。
良質な記事を制作し、適切なメタディスクリプションを設定することで、クリック率の上昇や滞在時間の増加などを経て、SEOでプラスの効果をもたらすこともあります。
初心者にとってメタディスクリプションの設定は難しさを感じるかもしれませんが、特に以下の2点を意識しておくことで、高い効果が期待できるでしょう。
- SEO対策したいキーワードを必ず盛り込む
- メタディスクリプションの前半に重要な文章を記述する
なお、NUVOではクライアント様のWebページ制作の支援をしています。
もちろんメタディスクリプションの設定も対応しているので、「Webマーケティングでもっと成果を出したい」とお考えの企業様は、ぜひNUVOに相談してみてください。
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